絵本も時と共に変わってきた……
この間、保育園の先生に絵本のお話をする機会がありました。
ある先生が「今、書店で並んでいるような絵本は、色づかいがはっきりし過ぎているし、斬新な絵が多いのが残念」と仰っていました。子供たちにはもっと優しい色使いで、細やかに丁寧に描かれた絵本を読みたい、とのこと。そしてその必要があると仰っていました。
私は、今までそれほどの思いをもっておらず、「はっきりした色づかいも子供に見やすいから良いな、いろいろなお話があって良いじゃないか」と思っていましたので、そんな思いをもっている方もいるんだと正直少しビックリでした。
その先生とその後、今の子供たちの周りに溢れているおもちゃや映像などの色づかいは原色が多いし、それから流れる情報の変化も早い、だからこそゆったりと優しい色づかいの絵本を楽しむ時間も大切にしていたいねというお話になりました。
ただ、その先生もかつて絵本の固定観念が強かったのが、やはり子供を取り巻く社会も変化している、絵本も変わってきていて、残念だと思っていたけれど、今を生きる子供たちには見やすく面白いのかもしれない、自分の感覚を大切にしながらも、いろいろな種類の絵本を読んでみよう!とお話されました。
そして、私も昔から続く優しく描かれた絵本もこんな時代だからこそ大切に読んでみようと思いました。
絵本のことについてじっくり人と話し合ってみるという機会もたくさんの発見があって、面白かったです。
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