たまには冒険に出かけるのだ
たまには冒険に出かけるのだ

こんな話を聞いたことがあります。

桃をむいて食べようとしていたお母さん。その横で子どもが「あ、お母さん、桃太郎の桃ってこれなの!!」と目を輝かせて言ったとか。

こんな感じで、絵本から先に知ること、物もたくさんありますよね。
できれば先に桃を知っているとイメージが膨らんでお話の面白さが増すとは思います。

でも、例えば上の例のように絵本を読んだ後、桃を食べる機会がきたのなら「桃太郎の桃ってこれだよ!ここから生まれてきたのね~」と伝えてから食べると、また楽しめるわけで。

特にどっちが先でないといけないというわけではないですが、後でも先でも実際に体験する機会ができたら、絵本のお話を関連させて楽しんでみてはいかがでしょうか。

私が保育の場で絵本を楽しむ時には、お話に関連する写真を見せたり、実物を見せたり楽しんでから読んだりもします。
保育では“導入”って言います。

この時間があると子どもたちの絵本に対する反応がすごく良くなって、ワイワイ盛り上がるのですね。

家庭でも、例えば「おおきなかぶ」を読む前に小さなかぶを見せてみるとか、動物が出てくる物語だと図鑑や、写真を見せるとか、最初の例(桃太郎)だと、桃を見せて、食べてから読むとか……。そんな時間があっても面白そう。 もちろん、機会がありましたらね。
後から体験できる時には、ぜひ、絵本のお話を思い出して想像してみましょう♪
今、絵本に出てくるお菓子のレシピ集などもあります。私も本を買って作ってみます!(体験談はまたいつか……)

子どもたちの想像力を豊かにするためにも、いろいろな読み方を試してみたいものです。