ミッフィー、それから怒涛の絵本連弾
絵本作家のディック・ブルーナが死去したというニュースを読みました。私の印象としては、遠く昔の方でご存命だったのかと少し驚いたくらいでした。しかしよくよく考えればミッフィーの絵本は原色カラーが基本ですから、著しく古いはずはないのですが。逆を言えば、そういう感覚を覚えるのは、いつの時代にもフィットするような普遍的な作品、時代を越えて読み続けられる作品であることの証左なのかもしれません。
しかしながら、私個人としては、実のところミッフィーシリーズはよくわかりません。表情の乏しいウサギ、原色、訳文……どれもピンときていません。とは言いながら、我が子monmonも他の子どもと同様、ミッフィーシリーズは好きです。いつもの絵柄、シンプルで入り込みやすいストーリーが安心を生むのかな、と思っています。
そのmonmon、最近はいっぺんに何冊もの絵本をもってきます。立て続けにさあ読め、と。読んで欲しい時とそうでない時の落差が激しすぎて、まるで季節変わりの日々の気温差のようについていけません。もってくる絵本は新旧が入り雑じっています。どうやら本棚から雰囲気でもってきているようです。古いのを読み返すというのは、やっぱりここでも安心感があるらしいです。いやいやこちらも、一度読んだことのある絵本なら安心するのです。初めての絵本はちょっと不安。特に文章多くて絵も好みじゃないものだと、私が読んでいて飽きてくる上に、子どものほうがさらに輪をかけて飽きてしまいます。収拾つかない。
もっとも、私だって『北斗の拳』を何十回も読み、桂枝雀の落語を何十回も訊いています。安心の権化。成長しちゃいませんけれど。
また今日も彼女は絵本をもってきます。『おふとんかけたら』『ともだちいっぱい』『だるまさんが』『ちょっとだけ』『はとのクルックのとけいえほん』『めくってごらん』etc, etc……。
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