だんごは初めっから好きです
だんごは初めっから好きです

子どもに絵本を読んでると、親の好みと子の好みが合わないことは度々あります。
例えば、子にとってはものすごく興味がある内容だったりしても、親はあまり好きな絵でなかったりとか……。
結構親好みでなければ、何回もの「読んで」コールに積極的になれなかったりします。

しかしながら、自分好みではない絵本を子どもと読み続けているうちに、
「あ、この絵がこの子のツボなのか!」
「おぉ、こんなとこに先の伏線になる絵があるじゃないか~」
「結構この絵、見続けると味わいあるな」
「この部分が子どもたちの好奇心をくすぐるのね」
などと、様々な発見があるわけで。
食わず!?読まず!?嫌いしないで、新鮮な気持ちでいろいろ試してみればいっか、と思うのであります。

絵本というのはさすがに、作家さんと編集者との度重なる話し合いの上に出来上がるものなので(作家さんに、そのやり取りの苦労話と時間のかかり具合を聞いたことがあります。世に出すまでに想像以上の手間がかかっているのです!)、何度も読み返すと、絵本一冊一冊の味わい、読んだ後の余韻とかにも気づいてくるものですね。

一回読むだけでは、なかなかわからない。
そして、より好みしていては気づかない絵本の面白さがあるのです。

と思いつつ、 あまり私好みでない絵本を「これもう一回読んでよ!」と言ってくる我が子に、心のなかで「え、またですか?」なんて思っていた、とある休日の朝でした……。