仕事で台湾の方に少しの間出張しました。何とか暇が空いたのでふらりと本屋さんへ。日本でも本のタイトルは漢字が多いから、並んでいる本を見渡してみても違和感は特にありません。

もちろん、絵本のコーナーへ。
一目で並んでいる絵本が違うなぁ、と。そりゃあ日本でも海外絵本はたくさん売り出されているものの、国内絵本もところ狭しと置いてあるわけで、いわゆる台湾の絵本で日本に入ってきていないものは見かけたことないのは当然ですね。それだけ、台湾の絵本も活発に出版されているってことでしょう。

とはいえ、そこここに日本の絵本作家名が書かれた絵本も。意外な絵本が置いてあるように感じるのは、絵本の好みが違うところにあるのかもしれません。『ねこざかな(作・絵:わたなべゆういち、出版社:フレーベル館のシリーズ)』が平置きされてましたね。ほう、そうくるか、と。
そういえば、動物絡みの絵本が少し多いような気がします。

文章があまりわからないので、絵の雰囲気を大切に見てしまいます。これはちょっと日本で絵本を物色するのと違う感覚です。日本の絵本では、文字が書いてあるとどうしてもそちらに目がいってしまう。何と書いてあるんだろう、どんな話になっているんだろう、と。普段文字ばかりを追っているせいかもしれません。

ただ、絵を観る。そして、どんな話なのか感じとる。あるいは、勝手に物語を想像してみる。そのスタイルは、子どもの側の視線、感覚により近いような気がします。むう。

さて、我が家のmonmonには何を買っていこうか、と。数を英語と中国語で数える猫の絵本がとても洗練されていて良かったのですが、ちょっと整いすぎているかな、と。勢いよく一杯に描きこまれたような絵本がmonmonの好み(のような気がする)ですので、楽しそうな『小小的大冒険』にしました。何書いてあるかはちょっとわからないですが、適当にストーリー捏造して読み聞かせようかな、と。

刺激になるのか、ならないのかわかりませんが、有名本ばかり読んでも私的にはつまらない、新機軸も味わってもらいたいのです(台湾では多分有名本なのでしょうけど……)。

image