『ちょっとだけまいご』

作:クリス・ホートン
訳:木坂 涼 出版社:BL出版

オススメです、『ちょっとだけまいご』。 色合いが素敵。日本の絵本には絶対なさそうな色合いです。
アイルランドからきた絵本。

最初の出会いは……本屋さんでMOE絵本屋さん大賞2013にノミネートされた絵本が並べてあってですね。はい、立ち読み~。七冊ほど読んだのですが、ピカイチ☆

まいごになったフクロウの子。りすに「で、きみのかあちゃんどんなかんじ?」と聞かれて説明するのですけどね、なかなか説明しきれないのですね……。

そして、ついにお母さんに会えるの時が来るのですけど(泣)→本屋で涙ぐむ私。思いっきりフクロウの子に感情移入しちゃった。

また、それまでのくだりが面白いんですよね。生き物たちのやりとりに、うふっって笑っちゃう。
そして最後は、また感情揺さぶられてしまうのですよね~。可愛いフクロウの子に胸きゅんです。

絵のタッチはもちろんのこと、訳の木坂 涼さんの文章が、ほのぼの良い感じでもあります。
木坂さんには講演会でお会いしたことがあります。何とも自然で感じ良い方でした。雰囲気の良さが文章にも表れるのかな。絵本の世界観を文章で見事に表現されています!

初めての出会いから数日後、本屋さんで表紙を見たときには、即、買ってましたね。

ちょっとだけまいご