『はなをくんくん』

文: ルース・クラウス
絵: マーク・シーモント
訳: 木島 始
出版社: 福音館書店

この絵本、学生の時に絵本講習会を受講して教えてもらった絵本。
ずっと、ずっとモノクロの世界。

動物たちが鼻をくんくん、どこかに向かっていく。
ページの進む方向へ、どんどん向かっていく。
最後みんなが集まった場所は……?
最後だけは部分的にカラー。

初めて読んでもらった時には、なんてセンスが良いんだろうと衝撃をうけた記憶があります。やはり良い絵本は長く読まれていますね。初版は実に1967年です!
カラフルな絵本も楽しいけど、こんな白黒の絵が効果的に活きている絵本もステキ。

ちなみに、この絵本、ある登校拒否の子を救ったとか。
何だかわかるような気がします。

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)