紅き鞄と白き靴下
長女monmonが小学校に通い始めてはや2週間が過ぎてしまった。普段狼のごとく猛々しい(かしましい)娘が赤いランドセルを背負って朝の早うからロングな道のりを歩いていっている。小学校までは2キロはあろうか、距離がちょっと長い上に道が狭く、そして車が割と通る。その辺が心配ではある。
だが、それ以上の心配は毎日道中でこけることだ。しかも受け身なしの顔面から。おそらくランドセルのせいで自分が思うように手が出ないのだろう。2日連続こけた日には、このままいくと一週間で顔の地形が変わるんじゃないかと本気で考えたくらいだ。ランドセルには可愛さや背中のムレ防止よりも、自然と体が前回り受け身できてしまうような機能とかを組み込んでほしい。
それにしたって指定は白い靴下。そらまあ、ど派手な靴下を履かれてもどうかとは思うが、汚れの目立つ白は敵わん。白い靴下を見てると、ただただ驚きの白さだけを求めてあくなき洗剤の進化を望んでしまいそうな自分を感じる。だが、強すぎる欲求は時に大切なものを失ってしまいかねないのだ。
それはさておき、この間ふと、monmonが母の昔の仕事のことを尋ねた。かつて、絵本アドバイザーだった。「じゃあ、絵本読むの上手いん?」と。いやいや、散々読み聞かせしてもらったでしょうが。山ほど絵本が家にあるでしょうが……。ただ、読んだ絵本は結構覚えているみたい。まあ、読み聞かせする人はあくまで黒子ということか。あるいは記憶に残っているのは、読み聞かせが上手かったということか。
「じゃあ、寝るとき絵本読んで」と彼女は言う。ここのところ、アニメやネットの動画に傾倒しまくっていた子がひょんなことから絵本に戻ってきてくれた。
いろいろ絵本は引っ張り出してきたが、最初は『あ・あ(作・絵: 三浦太郎、出版社: 童心社)』。次女のrinrinも一緒にいるせいだろう。これから寝るときの絵本読み聞かせが習慣になってくれると良いのだが。
そんなこんなしながら、rinrinは2歳にレベルアップ。最近、すばやさの数値上昇が激しい。そして、アンパンマンにご執心だけれども、そろそろ絵本を落ち着いて見れる頃。どんな絵本が好きになるだろうかね?
コメントを残す