何とかツリーは飾られた

クリスマスツリー。雛祭り程ではないが、飾って片づけて……が少々面倒なものだ。
今年も飾り付けが少し増えつつ、それなりにクリスマスを彩ってくれた。木自体が高純度のプラスチックで構成されているのが若干不満ではあるが、しかし本物のモミの木だったらそれこそ世話が大変だろう。お金のある人は毎年どこかから借りたりするのだろうか。
それにしても、クリスマスは海外ではしっかりした長期休暇の時だけれど、日本ではどうも『正月前夜祭』に思えてしまうのは私だけだろうか。もうちょっとで正月やから最後の仕事踏ん張りなはれ、という前祝的な。もしもクリスマスが6月末の梅雨真っ盛りだったら、味わう感覚はもう少し違った気がする。
祭りは前夜祭が一番楽しい。旅行は計画している時も一番楽しい。ほんでもってビールは缶を開ける瞬間が一番楽しい。まあ、多分。

もう一つ気になっているのは、サンタという縮めた表現。ありきたりな縮め方なら『サンクロ』でいいように思えるのだが、ここはサンタなのか、と。しかもそれにさん付けすることが多いわけで、『サンタさん』と聞くとどうも微かな違和感を覚える。自分の中では、一昔前に海外観光先で日本人を誘う『シャチョサン(社長さん)』を思い出してならない。私だけかもしれないけれど。まあ、『サンクロ』はどうも『のらくろ』っぽくて、いまいち採用しにくかったのかもしれない。

部屋は新年に向けて片付いていっているような、そうでもないような。クリスマスを経て益々おもちゃが増えたから厄介だ。長く使わずに(しかも片づけずに)放置されているおもちゃを、ある晩強制的に奪っていくリバースサンタが存在して欲しいくらいだ。そうすればもう少しおもちゃ減るのに。
絵本もまた山積みに置かれている。まあ、読む気はあるのだろう。『じゅうにしのおはなし』(作: ゆきのゆみこ、絵: くすはら順子)なんぞが置いてあって、干支が少々気になるご様子。来年は長女が小学校で漢字を覚えてもっとたくさん本を読めるようになるだろう。次女は2歳でそろそろちゃんと絵本を読めるようになるだろう。それはそれで楽しみだ。父も、もう少しビジネス書くらい読まねば……。

yama-zumi-ehon
山積み絵本と十二支(イノシシ控えめ)