『ちょっとだけ』

作: 瀧村 有子
絵: 鈴木 永子
出版社: 福音館書店

久々のおすすめ絵本……。
たくさんの母たちが涙してきて、考えさせられる絵本でしょうか。

赤ちゃんが生まれて、お姉さんになったなっちゃん。
今までお母さんにやってもらってきたことも、“ちょっとだけ”自分で挑戦していく健気な姿。お姉さんになる複雑な気持ちをシンプルな絵で表現されています。

何回読んでいても、涙が浮かぶこの絵本。兄弟姉妹を持つお母さんたちに読むと、心に響くようです。「上の子に我慢させてるなー」とか「もうちょっと甘えさせてあげないとなー」とか様々な気持ちが浮かんでくるよう。

さて、我が家にもあと数日で長女monmonの妹か弟が生まれてくる予定です。
ちょうどぴったりくる時期だったので、半年前くらいからこの絵本を本棚に入れておきましたら、何度も「読んで」と言うmonmon。
ちょっぴりナーバスになっていましたが、この絵本で学ぶことも多いらしく「なっちゃんみたいに髪くくれないわ」とか「こんな時赤ちゃん泣いてたらどうしたらいい?」などといろいろ訊いてきました。

私は「まーそんな時は、赤ちゃんにちょっとだけ我慢してもらって、お母さん手伝うわ」
と答えました。そんな余裕があるのか……。ちょっと不安な出産予定日5日前です。