come-back
復活しました

我が家のmonmonが熱性けいれんを起こしました。それなりに結構ドタバタしました。大きなことに至らず今は元気に暴れまくっているのですが、発症後の数日は点滴を打ちながらずっと病院にいました。
そうすると、ベッドから全く動けないので彼女のストレスは満タン。ついでに付き添っている母親のストレスもパパンのパン。大変な数日間のようでした。じっとしてずっと集中できる遊びがたくさんあればいいのですが、なかなかそうもいかなくて。大部屋であまり大声も出せないですし。

こんな時の絵本。幾らかは活躍してくれるのですが、声に出して読み聞かせしてもらえない状況となるとすぐに飽きてしまいます。元来、本を読むというのは安静にしておくという点で格好の楽しみ方なのですが、年齢がそこそこになって、じっと一人で読める場合でない限り、絵本に対しては当てはまりません。ましてや、絵本は一冊だけをそう長期間読めるものではないので、何冊も何冊も必要になってきます。また一人で読んでいるだけだと、病院生活の寂しさが余計に感じられてしまうというか。
病院の大部屋ではさすがに絵本も力を発揮できないのか、と思っていた次第です。

そうすると、デジタル絵本はずっと病室向きかもしれません。もし読み聞かせを行ってくれるデジタル絵本であれば、イヤホンをしていれば周囲に音を漏らすことなく絵本を読み聞かせられます。もっとも、読み聞かせを通じて親子がコミュニケーションを図る、という本質的な意義は薄らいでしまいますが。
それならば、骨伝導か何かの技術を応用して、親のささやき声のような読み聞かせの声が、子どもにだけははっきり聞こえるということができないでしょうか。これなら周囲に迷惑のかからない声で絵本を読んで上げられるでしょう。
しかし、例えそれが上手くいったとしても、絵本を読みながら喋りかけたり感激の叫びを思わず上げてしまう子どもの声はどうにも防ぎようがないでしょう。読み聞かせの声が聞こえなければ、周りからは子どもが一人で奇声を上げているようにも聞こえ、別の意味で心配されてしまうかもしれません。
だとしたら、逆ノイズキャンセリングができれば、周囲に声が伝わるのを防げるのでは? つまり、親や子どもから発された声の音波と、全く逆位相の音を重ねるように放出し、音を相殺できればいいのです。外からのノイズをなくすのではなく、外へ出ていくノイズを消す、即ち逆ノイズキャンセリングです。そういうのを簡便にできる(病院から貸し出してくれるような)機械があればなあ、とエンジニア的には夢想してしまいます。

もう一つ思うのは、待合室や談話室の絵本です。大抵の場合、数があってもどこか一貫性がなく、またずっと同じ絵本が置いてあるばかりです。病院は1回きりということが少なく、何度も定期的に来ることが多いものです。それなら、来る度に絵本が変わっていたりしたら楽しいな、と。近くのいろんな病院で絵本ローテーションすればいいんです。新しく発売された本の入手は難しいかもしれませんが、古くからある名作が順繰りにやってくるのなら面白いのではないでしょうか。
もし月に1回10冊くらい入れ替わるのなら、長く入院している子どもたちにも助かるかもしれませんしね。

いろんなことを思わせる騒動でした。