追い求めて。
追い求めて。
先日、文芸社の絵本大賞に応募してみました。応募は初めてです。ストーリーと絵の両方作って絵本部門で応募したかったのですが、絵の方は全然追い付かず……。パートナーのtantanがじっくりと絵を描ける生活になったら、また挑戦してみたいと思います。そんなわけで、今回はストーリー部門にトライ。

応募をしてみたのは、単純な創作意欲と、絵本そのものを違う方向から考えてみたくなったから。それにしてもストーリーだけとっても絵本はものすごく難しいですね。普通、サイエンスフィクションとかノンフィクションとか、いろんな分類があるにせよ、それを読む人の年齢層を強く意識しなくてもいいような気がします。ライトノベルであるなら、逆に年齢層を絞った表現ができます。しかし、絵本は対象となる年齢層が広い上に読解力も差異が大きい。読み聞かせする大人や読み聞かせ方法も絡んでくる。ましてや、絵と文章の複合です。文章の配置やフォントも絵の一部分として関係してくる。時には、教育という目的も含んでくる。いやあ、考えれば考えるほど大変です。

とはいえ、まずは面白いもの、楽しいものを作れるかどうか。そうでなければ誰も見てくれやしません。ストーリーだけでこりゃ楽しいやというものはなかなか作れないかもしれないですし、ストーリーから入るとどうしても複雑な物語の展開となりがちで、高い年齢層向けになってしまうかもしれませんが……。
だけれども、いろんな絵本やはたまた絵本以外の物語を読んでいく中で、だったらこんなストーリーなら斬新できっとワクワクするぞってな想像がたまに湧きます。それを原動力にして、何か作っていけたらなぁ、と。
そして、いつか絵も描けてくると、もっといろんな発想ができると思います。新しいタイプのデジタル絵本も挑戦してみたいですしね。