「そこにすべり台があるから」
「そこにすべり台があるから」
我が家の3歳児monmonは、相も変わらず『すべだい台』(すべり台に対する、彼女流の哲学的表現)にご執心です。
それほど遠くない場所に巨大すべり台があるのですが、これまでは微妙に行くタイミングがありませんでした。天気よく、正月休みでもあったため連れてきたら、それはもう見た瞬間に喜びようが違います。ルーベンスの絵を仰ぎ見るネロみたいです。

私も子供に似て巨大すべり台が好きですが、お尻の血行促進だけがいつも気がかりです。すべり台のローラーで血の巡りが良くなりすぎて痒くて痒くて悶え死にしそうになります。にもかかわらず、100円ショップで売っているというすべり台用のソリをまた買いそびれてやってきてしまいました。幸い、小さな段ボールが車の中にあったので大助かり。

それにしても5回もすべり台を登り降りするとさすがに疲れてきます。3歳児はまだスピード感を楽しめないんですよね……。我が子が単に慎重な性格なのかもしれませんが。共に滑る父としては、震えるほどヒートな疾走感が欲しい。

無限ループのように巨大すべり台に立ち向かう我が子をなだめすかし、小さなすべり台を滑らせて気をそらし、しかしてまた巨大すべり台を求めに行くので、6回目のアタックを最終回と何とか納得してもらって滑り止め。楽しいけれど制御が大変です。

次はどこにどんな巨大すべり台が彼女を待っているのか。ともかく、暖かくなってから行きたい……。