この階段、ちょと不安
この階段、ちょと不安
新居に引っ越しました。割と近くに移っただけなので、建てている途中から出入りしていました。また、地域もそんなに変わってはおらず、馴染みのある場所です。そのためか、我が家のmonmonは特に抵抗を感じることもなく、新しい家に入ってくれました。結構心配していましたが。とはいえ、保育園に朝出た家と、帰ってきた家が異なるってどんな気分なんだろう、と勝手ながら思ってしまった次第。

そんなこんなで少し日数は経ちました。マンションの平面的移動から、一戸建ての立体的移動へ。子どもの立体感覚には果たして良い影響を与えるのでしょうか。よくわかりません。が、いろんなところで階段を昇り降りすることを楽しみとしていたmonmon、自分の家の階段ではあまり熱心に昇り降りせず。やや肩透かしです。

新しく自分の部屋ができても、せっせと絵本を引っ張り出してきてはリビングや和室で絵本をバラまく彼女。やれやれ、という感じですが、馴染んだ本を何度も何度も読んでくれ、とせがむ彼女を見ていると、それなりに新生活に不安を感じているのかもしれないな、と。特に起きぬけはやや泣きがち。そう、ちょっと同じ感覚を思い出しました。たまに遠いところ旅行に行った時、旅館やホテルで寝ていて、ふと目覚めると全く知らない天井が見えた時の、あの寝ぼけ錯乱。今、自分に起きている事象が理解できずに焦ってしまう。無理矢理新しい住処に連れてこられた形の彼女は、時折似たような不安を覚えてしまうのかもしれません。

それを思うと、慣れ親しんだ絵本やおもちゃをとにかく散りばめ、空間に安心感を生み出すのも大事かな、と。読んだり、遊んだりしなくても、そういう効能も期待できるような気がしています。