最近、我が家のmonmonが再び『へんなかお』を取り出してきて楽しんでいます。意味合いや感覚がさらにわかってきたようで、以前の読み方よりもかなり能動的になって、絵本の中の言葉「ねぇねぇ みててね」と自分で言いながらページをめくっております。

聞いていると、その音感が耳に心地よいのです。

ねぇねぇ
みててね

同じ四字で調子が合い、一つ目は繰り返し音、二つ目はほぼ対称的な音になっています。響きの軽快さでつい、こちら側も引き込まれてしまいます。絵本の文をテンポよく声にしたら、読んでいたときとはまた少し印象が変わってきました。作者はこんな感じで読み聞かせてもらいたかったのでしょうか。

「ねぇねぇ みててね」と言った後、monmonも変な顔をします。けれど、親バカですかね、まだまだ顔の表情の作り方が甘いせいですかね、変というより可愛らしげのある顔にしか思えません。絵本の中のようにはうまくいきません(まあ、生身の人間では)。
「やって」とも言われるので私も真面目に変な顔をやってみます。彼女は「変な顔~!」と実に大層喜んでくれます。うーん、素直に喜ぶべきなのか、時々悩みます。長く生きてきて、格好いいとかほとんど言われたことのない顔ですからね、遊びで言われているような気がとてもしない……。