warabe-uta
土佐の高知の~はりまや橋で~♪

うちのmonmonは歌うのが好きです。かくいう私も小さい頃、歌うのが好きでした。それは、セリフが決まっているのと、他人と喋らなくても良いからすこぶる楽だったためです。しかし、monmonは隙あらば話しまくり、歌ってと頼んだり一緒に歌おうとすぐに誘ったりするので、単純に歌が好きなようです。

そんなわけで、『わらべうたであそびましょ!』という絵本を良くもってきます。クラシカルな絵がほんわかとさせてくれる絵本ですが、「げんこつやまのたぬきさん」や「なべなべ」など、強烈に古い童歌で攻めてきます。
改めてみると、微妙に記憶と違う部分も。地方で変質してしまっているのか、そもそもちゃんと覚えてなかったのか。
それに「さよならあんころもち」は知りませんでした。いつも適当に歌っていますが、果たしてあってるんでしょうか……。私の場合は、「さよならさんかく またきてしかく」でした。これも家の中に散在する絵本のどこかに書いていたような。祖父母の家から帰る時に、いつも祖母が言ってくれました。もっとも唯一覚えている祖母の言葉はそれだけなのですが。どうも記憶力が悪いのです。

monmonは、寝る直前に布団の上に立ち上がったり、寝そべったりしながら、いろんな歌を突然大声で歌いだします。眠たいので、歌詞もふにゃふにゃです。
「夜中やから、大きな声で歌わんといて!」
すぐ怒られます。何か心に刺さる言葉だなあ、と考えていると、時々泥酔して帰り道などで大声で歌っている自分を思い出しました。素面に戻って振り返ると恥ずかしい。してみると、3歳児はまるで酔っ払いみたいだなあ、と。呂律回らず喋りまくるし、突然泣くし、突然怒るし、突然歌う。違うのは、中年男性がそれだと鬱陶しい限りですが、3歳児は愛おしいということです。

最近のそんなmonmonの行動を受けて、もっと童歌を知らなければならないなあ、と思う今日この頃。そして、昔録った『日本民謡集』を聴き直したりしているところです。微妙に方向性変わっとるやないか、と自分にツッコミながら。

わらべうたであそびましょ!