しろくまちゃんのほっとけーき

作: わかやま けん
出版社: こぐま社

この人気絵本。
結構読んでる人が多いと思いますが、私、持っていなかったのですね。
図書館で借りて、何回かは読んでいたのですけど。

そうしたら、うちのmonmonの祖母が買ってきてくれまして。
絵本って自分の家にあり、何回も読んでこそ、子どもたちが好きな理由とかパッと見ただけでは気づかなかった絵の表現等々、いろいろなコトに気づくのですよね。

我が子の楽しみ方のツボを見ていて感じたのが、お話ではホットケーキを作るしろくまちゃんが卵を落としたり、ボールから生地をこぼしながら泡立て器でかき混ぜてたり……となかなか上手くいかないながらも、ホットケーキを作りあげるのですよ。
スムーズにはいかない様子にどうやら共感しているよう。
なので、完成が一段と嬉しいらしい。

「卵おとした! 割れてるでぇ」「(生地を)いっぱいこぼしてるわ」なんて絵を見て喜びながら指差してました。そうそう彼女も卵割に挑戦しようとしてよく床に落としてたもんね。

スムーズに美しくホットケーキが出来上がっていくお話より、なんだか身近に感じる事がこのお話が人気の理由でもあるのかもしれないと思いました。
生地から焼き上がるまでの過程を見開きページで描きあげている部分も魅力的でしょうけどね。

ちなみにmonmonは毎回読むたびに最後のページ、洗うしろくまちゃんの横で、食べ終わった食器をこぐまちゃんがもっている場面を見て「しろくまちゃん、洗って」とセリフを付け加えます。
どのようにもとれる設定なんですが。いつも読んでる私が笑っちゃいます。