『パンツのはきかた』

作: 岸田今日子
絵: 佐野 洋子
出版社: 福音館書店

よく、絵本ガイドなどで見かけてた、「パンツのはきかた」という絵本。
ただ、ぶたちゃんがパンツをはくだけなんだけど。
子どもたちは好きだって情報は知っていました。

自分で読んでみても、もうひとつハマりどころがピンとこない。
しかし、子どもには好評ということで、我が家のmonmonに読ませようと図書館から借りてきたのです。

最初はあまりピンときていないようだったけど、二回ほど読んだところで、「あい!」(意味:もう一回!)コール。
何日か経つと、「パンツ、パンツ!」と言いながら絵本を持ってくるようになった。

そして……ぶたちゃんがパンツを両足に入れたあと、立つという場面があるのだけど、そのページをめくる時にはシュッとmonmonも一緒に立っている!!
わぁ、絵本の世界に入ってる瞬間。
その時にハッと気づいた。この絵本はぶたちゃんとパンツを一緒にはく体験ができているのだ!と。
子どもたちはぶたちゃんと一緒にパンツをはけた達成感を感じているのね。

ちょうどmonmonも独りで着替えようと必死に頑張っているところ(まだまだ1人でできなくて自分に怒っていること多し)。
この絵本はこんな子どもたちの心にフィットした内容なんだ~。

そりゃ、大人にはピンとこないかぁ。

パンツのはきかた (幼児絵本シリーズ)