『あ・あ』

作・絵: 三浦 太郎
出版社: 童心社

この絵本は物の名前を赤ちゃん言葉にちかい感じで示された絵本です(コップに水が入った絵の横ページに「ぶ・ぶ」と書いてあるなど……)。

うちのばぁばが買ってきてくれたこの絵本、まだ9ヶ月のmonmonはあまり興味を示さず、ばぁばは大変残念がっておりました。
しかし、時は過ぎ1歳5か月くらいから、つまり言葉がわかりだした頃、物と言葉が一致しだした頃から、この絵本を持って「あ・あ!あ~読んで~」ともって来るようになりました。

私が「く・く」と読むとmonmonが「く・く」と足を指差しながら言葉を出すという感じで、なかなか面白かったのですが、monmonは「ま行」が苦手というか発音できず、「もも」と「みみ」の示されたページにくると黙ったり、ジェスチャーしたりという感じ。
この絵本のおかげで、発音しにくい言葉や、自信をもって言える言葉を知ったのでした。
(ちなみに、今大好きな「海苔(のり)」は、カ行でまかなって「こき!」と叫んでいます)

親としては、子どもに言葉が出だした時に、絵をみて一緒に発音してくれる姿が見れるのはとても嬉しいこと。 親バカな感じで言うと「こんな言葉が言えるの??感動☆☆☆」って気持ちになるのです。
もちろん子どものための絵本ですが読んでいる親の満足感、感動ももたらしてくれる絵本でした。

実はいうと、最初この絵本を見た時には「面白いの??」「楽しめるのかな?」という感想だったのですが。
時期が来るとこんなに楽しめるとは。
絵本はピッタリくる「時期」というものがあるわけです。
ばぁばも最初はショックそうでしたが、今は大層喜んでいます。

あ・あ