オークションの高値更新、その恐ろしき言葉の響き
オークションの高値更新、その恐ろしき言葉の響き

新品の絵本を購入するには本屋さんへ行けばいいのですが、高価な絵本、そう度々新品を購入できない。
他の人が使った後の中古品、といっても図書館の本と同じことなので、特に抵抗がないのなら(むしろ使用感を味わいと感じられるなら)、安価な中古絵本をいろいろと探し回ってみるのも一計です。

部屋にいながらにして中古絵本を手に入れるには、まずインターネットの古本屋を探すのが簡単です。amazonであれば、欲しい絵本の新品価格と中古価格が並べて分かるので、amazonでの購入に慣れている人なら大変買いやすいと思います。但し、個々のショップが出しているので、ほとんどの場合送料がかかります。送料込みで考えると、例え1円のものでもそこそこの値段はします。人気のある絵本だと高値がついているので、意外と新品と差がない価格になっている可能性もあるので、気を付けてください。

その他にも古本をオンラインで販売しているところはたくさんあります。例えば、本・書籍通販検索というサイトで検索すれば、主な古本のオンライン販売サイトに検索をかけることができます。若干、検索画面に遷移するのが遅いのと、せっかく検索でヒットしても在庫がないという結果にも多々なるのが難点ですが。

最後は、ネットオークションです。実際、不要になった絵本を売りたい人はたくさんいるので、結構望みの絵本が常に出品されています。私(sonson)はヤフオク!(旧Yahoo!オークション)しかしたことがないですが、他のオークションサイトでも同様だと思います。絵本はあまり厚くないので送料も少なくて済み(ゆうメールやクロネコメール便など)、相当な人気のものでなければ、中古絵本の販売サイトの総額よりは大抵少額で手に入れられます。
欠点としては、手に入るまで少し日数がかかることと、傷み具合がわからないことで、中古本市場では出回らないような結構ひどいダメージが入っている可能性もあります。そこは、出品者の記載内容を十分確かめて買うことが大切です。また内容を読んである程度覚悟をしておけば、絵本がそこそこ傷んでいても納得できます。
数十冊をセットで出品している人も多いです。額は上がりますが、一冊当たりの値段を考えると個別に買うよりも安価になる可能性は高いです。欲しい本、欲しくない本が混ざっているのは勿論ですが、欲しい本が結構含まれているようでしたら、セットを検討しても良いかと思います(欲しくない本は、未知の絵本にチャレンジする気持ちで)。
コツとしては、最初にあまり大きな入札額を入れてしまわないことと、平日の昼間に終わるものを優先的に狙うことです。一つ目については、一度、「これに入札する」と決めてしまうと引き際が難しいので、大きな入札額を入れておいても、あっという間にその額を超えるほどの入札額まで上がってしまいます(超える額まで自動で上がっていく、自動入札の機能もありますし)。そこからそれ以上の額アップの余裕を自分がもっていなかったりすると、逆に自分が入札できなくなってしまいます。二つ目については、入札終了の日にち・時刻に最も競争相手が少ないほうがいいので、一般に平日の昼間に終了するもののほうが、入札額が上がりにくいです。ただ、絵本については、平日の昼間のほうが余裕のある入札者も多いかもしれないので、さらに踏み込んで平日の午前中とか、夕ご飯時とか、深夜に終了するものを狙ったほうがより良いかもしれません。

ネットオークションは、入手方法としてだけでなく、手持ちの絵本を割合高額で処分する方法としても有効なので、手間がかかることを厭わなければ、絵本の処分方法として大変お勧めです。