『ガンピーさんのふなあそび』

作・絵: ジョン・バーニンガム
訳: 光吉 夏弥
出版社: ほるぷ出版

こちらは、海外の作品。子どもうけする絵かどうかはさておいて、私が好きな絵です。センスがとてもよいですね。
お話も優しい空気が流れて、シンプルで。お気に入りの一冊です。

ガンピーさんは舟を漕ぎます、次々に動物たちが舟に乗せて!とやってきます。ガンピーさんは「仲良く、迷惑かけずに乗るならどうぞ」と。
でも、動物たちは約束を忘れて暴れだしちゃうのです……。
その後のガンピーさんの対応が実によいのですよね。静かにうけとめて。
読んでいる方は「あちゃっ」とドキドキするのですが。

子育てにもこれくらいの余裕というか器の大きさが必要かなと思います。親になってみて感じます。普段monmonがイタズラすると、キーってなって、すぐに「こらー!」って言いますもの。

大人が読んでも、ゆったりと、自分の心を振り返ることのできる絵本だな、と思います。

ガンピーさんのふなあそび (海外秀作絵本)